声が響かない原因は?言葉の響きの違いもあわせて解説! | ざワルーム

声が響かない原因は?言葉の響きの違いもあわせて解説!

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音の科学

声が響かない原因には、発声方法や口の開き方などが挙げられます。
そのため、口の開きや舌の位置による響きの違いを知ると、意識的に練習ができると期待できます。

また、音声は言葉の分類によっても声の響きが変わる点が特徴です。

今回は、声が響かない原因と言葉の分類による響きの違いを紐解きます。

声が響かない原因

声が響かない理由は、主に発声方法、口の開き具合、ストレスや疲労などが影響しています。そのため、上記を理解すると、響きのある声を目指すことが可能です。

本項では、発声方法・口や舌の位置・ストレスや疲れの影響から、声が響かない原因を紐解きます。

発声方法の原因

声は響かない原因の一つに、喉だけで発声しているケースが挙げられます。
上記は、腹部や胸部に溜めている空気が少なく、口や鼻の共鳴をうまく利用できていないことに起因します。
そのため、腹式呼吸もしくは胸式呼吸を行い、口や鼻の共鳴を利用して声を響かせる技術が必要です。

また、喉にかかる圧力(呼気圧)を適切に制御すると、声量や声質が大きく変わります。
以下の記事では、声量を上がる方法を発声のメカニズムを交えて解説しているので、あわせてどうぞ。

口の開き方と響きの関係

声の響きにおいて、口の開け方は非常に重要です。特に、開口部の大きさと形が、声質や響きに大きな影響を及ぼします。
以下は、口の開き方による影響をまとめたリストです。


  • 口の開きが小さい:声がこもる傾向がある
  • 口の開きが大きい:声の制御が難しくなりやすい
  • 縦に口を開く:高い音が出やすい
  • 横に口を開く:低い音が出やすい

したがって、上記の傾向を理解した上で、音程や曲調に応じた口の開きを意識すると、響く声に近づけると期待できます。

また、声の響きを改善するには、口の形や舌の位置を連続的に変化させる方法も効果的です。例えば、アナウンサーは一般人と比べて、明瞭な声を発しています。
上記は、口を大きく動かして、言葉を発しているからに他なりません。

このように、口の開け方や口や舌の動かし方を意識すると、明瞭で響く声につながるとわかるのではないでしょうか。

ストレスや疲労の影響

ストレスや疲労は、声質に影響を与えることはよく知られています。
ストレスが溜まると、喉の筋肉が緊張し、声帯の動きが硬直化する可能性を捨てきれません。そのため、声が響きにくい状況が生まれます。

また、疲労が蓄積されると、身体のエネルギーが低下し、声の強さや持続力の低下を招く恐れがあります。

そのため、十分な睡眠やデジタルデトックスなどのリラックスを促す活動を取ると、歌唱力の向上にもつながると言えるでしょう。

母音と子音の響きの違い

音声は、主に母音と子音に分けられ、音の生成においても異なる役割を果たします。
そのため、言葉の使い方によって声の響き方が変わる点が特徴です。

本項では、母音と子音の特徴を知り、響く声のヒントを考えます。

以下の記事では、共鳴する歌声に関して解説しているので、あわせてどうぞ。

母音の特徴

母音は、声道が開いた状態で作られる声です。そのため、発声時には声帯の振動が多く、子音に比べて響きやすい傾向があります。
また、母音の発音は口の開き方や舌の位置によって区別され、違った響きを生み出している点が特徴です。
以下は、母音と口の開き方や舌の位置をまとめた図です。

音声は、舌が奥にあり、口を大きく開けると、響きやすい傾向があります。
そのため、舌がやや奥にあり口を大きく開く「あ」や、舌が奥にあり中程度の口の開きである「お」が響きやすくとわかります。
一方、舌が前にあり口の開きが小さい「い」・「え」がやや響きにくい傾向があると言えるでしょう。

また、母音の特徴は声を継続的に出せる点が挙げられます。これにより、歌唱時のメロディーを形成する基盤となります。

このように、母音は口や舌の使い方による響きが変わり、言葉の様々な表現を担っていると言えるでしょう。

子音の特徴

子音は、声道が完全に、もしくは部分的に閉じた状態で作られる声です。
具体的には、以下の例の様に舌や唇などを使って息の流れを止めたり、妨げたりして作られます 。


  • 唇を使う音:「パ行」「バ行」「マ行」など
  • 舌を使う音:「タ行」「ダ行」「ナ行」 など

また、子音は単語の開始や終了、音節の区切りなどに使われる傾向があり、言葉を区切る重要な役割を果たします。
しかしながら、子音は声帯の振動が伴わない点や息の流れを止めて発声する点から、母音よりも音の持続時間が短く、響きにくい点は否めません。

そのため、「かあ」「きい」「くう」のように子音の後に母音を続けて発声するなどの工夫をすると、響きやすい声につながると言えるでしょう。

声が響かない原因は?言葉の響きの違いもあわせて解説!まとめ

今回は、声が響かない原因について生理学および言語の観点から解説しました。
声を響かせるには、口の開き方や発声の方法によって変化します。また、母音と子音の違いからも響き方が変わる点も特徴です。

本記事を参考に、声に関する知識を増やして、歌唱力アップにつなげていただければ幸いです。

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