ビブラート練習曲の探し方とおすすめ作品7選! | ざワルーム

ビブラート練習曲の探し方とおすすめ作品7選!

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コラム

ビブラートは、カラオケでもよく使われる歌唱技法の1つです。
そのため、ビブラートが出来ると、聴かせる歌声の習得やカラオケ採点の点数アップなどで力を発揮します。

では、ビブラートの練習曲はどのように探せば良いのでしょうか。

今回は、ビブラート練習曲の探し方とおすすめ作品を7曲紹介します。

ビブラート練習曲の探し方

ビブラートの練習曲は、以下のポイントを押さえると探しやすくなります。


  • 演奏時間
  • 音域
  • 音程

本項では、上記に基づいてビブラートの練習曲を考察します。

なお、以下の記事は精密採点Aiにおけるビブラート&ロングトーンの傾向を詳しく考察しているので、点数アップの参考にどうぞ。

演奏時間の確認

ビブラートの習得には、反復練習が重要です。そのため、演奏時間が長すぎる楽曲は練習にあまり適しません。

そこで、当サイトでは以下を念頭に置いて選曲すると、練習しやすいと考えます。

練習目的選曲
初めてビブラートを練習する・原曲にビブラートが使われている作品
・演奏時間が短い
反復練習をしたい・演奏時間が短い
・ビブラートポイントが多い
色々なパートでビブラートを使いたい・ビブラートポイントが多い
・幅広い音域にビブラートポイントがある

上記のように、ビブラートを初めて練習する方は原曲にビブラートが使われており、演奏時間が短い(4分台)作品を選ぶと練習しやすくなります。

また、ビブラートの反復練習をしたい方は、短い演奏時間の作品に加えて、ビブラートポイント(音程確認の項で解説)の多い作品を選ぶと短時間で習得できると期待できます。

このように、ビブラート練習曲は演奏時間に注目すると、見つけやすくなると言えるでしょう。

音域の確認

ビブラートは、リラックスして息を長く保つと、豊かな響きで歌えます。そのため、ビブラートポイントが自分の歌いやすい音域にあると、練習もしやすくなります。

上図は、男声および女声の平均声域(地声)を表したものです。ビブラート練習曲は、平均声域に基づいて以下のように考えると選びやすくなります。


  • 地声のビブラート練習:平均声域の楽曲
  • 裏声のビブラート練習:平均声域の楽曲

上記のように、地声を使ってビブラート自体を習得したい場合は平均声域内の楽曲が適します。
一方、裏声のビブラートを練習したい場合は、地声では出ない(もしくは出にくい)音域の楽曲を選ぶと、声質の選択に迷わず、ビブラートに集中して練習できると言えるでしょう。

このように、ビブラートは練習したい声質によって楽曲の音域を選択すると、練習しやすくなります。

音程の確認

ビブラートは、楽曲の中に以下のビブラートポイントがあると練習しやすくなります。

  • 地声のビブラートを練習したいケース

地声でのビブラートは、高音域パートよりも中から低音域パートの方が扱いやすい傾向があります。

上図は、地声のビブラートが出しやすい音程のイメージ図です。地声のビブラートは、高い音程から低い音程に向かう音程バーが、身体の力みや強張りが生じにくいので、より出しやすくなります。

  • 裏声のビブラートを練習したいケース

裏声のビブラートは、地声よりも高い音域の方が声質の迷いが消え、集中して練習できます。

上図は、裏声のビブラートが出しやすい音程のイメージ図です。裏声ビブラートでは、低い音程から高い音程に向かう長い音程バーを使うと練習しやすくなります。
理由は、高音域から低音域に向かうパートでは、音程を下げる途中で裏声が出なくなるケースがあるからです。

このように、ビブラートの練習は地声・裏声によって適した音程の運びが変わるとわかります。

なお、ビブラートポイントはロングトーンの練習にも使えます。
そこで、音域幅の広い楽曲では低音パートでビブラートを、高音パートでロングトーンを(もしくは、その逆で)練習すると、ビブラート&ロングトーン両方の習得に役立つと言えるでしょう。

ビブラート練習曲7選

ビブラートの練習は、練習の目的(地声や裏声など)を決め、演奏時間・音域に基づいて選曲する必要があります。

本項では、上記の基づいてビブラートの練習をしやすい楽曲を7曲紹介します。

ふじの山/唱歌・抒情歌

項目詳細
演奏時間1:41
音域mid1D~mid2D(キー:0)
推奨地声

「ふじの山」は、文部科学省唱歌に含まれている日本の童謡です。

同作品は、演奏時間が2分弱の2番構成から成っており、1番に付き6か所のビブラートポイント(合計12ポイント)があります。
また、音域が1オクターブとキー調整がしやすく、すぐに覚えられる音程なので、ビブラートの反復練習に最適な1曲です。

そこで、「ふじの山」はビブラートの感覚を掴みたい時や新しいビブラートタイプを練習する時に使うとより良いと考えられます。

Luna/堂本剛

項目詳細
演奏時間4:48
音域mid1D~hiA(キー:0)
推奨地声

「Luna」は、2002年にリリースされたKinKi Kids堂本剛さんの1stソロアルバム『ROSSO E AZZURRO』に収録された作品です。

同作品の原曲では、多くのパートでビブラートが使われているため、真似して歌うとビブラートの感覚を掴めます。
また、「Luna」はロックテイストの曲調なので、大げさなビブラートをしても違和感がありません。そのため、大きな振幅のビブラート(B-3タイプなど)の練習に使えると言えます。

ためいき/シャ乱Q

項目詳細
演奏時間4:20
音域lowG#~mid2F#(キー:0)
推奨地声

「ためいき」は、1998年にリリースされたシャ乱Qの16thシングルです。

同作品は、どのパートにもビブラートポイントがあるため、いろいろな音程でのビブラートを練習できます。
また、「ためいき」には音程が階段状に上がるパートや細かく上下するパートがあるので、”しゃくり”や”こぶし”の練習にも使える点が特徴です。

そのため、ビブラートを含めた歌唱テクニックの練習曲として使える楽曲だと言えるでしょう。

End roll/浜崎あゆみ

項目詳細
演奏時間4:10
音域mid2A#~hiE(キー:#1)
推奨地声&裏声

「End roll」は、1999年にリリースされた浜崎あゆみさんの10thシングルです。

同作品は、Aメロ・Bメロでは高い音程から低い音程に向かうロングバーが、サビでは低い音程から高い音程に向かうロングバーがあるので、地声・裏声の両方のビブラートが練習できます。
また、ラストのサビでは最高音(hiE)が登場するので、高い音域にチャレンジすると、音域を広げる一助になるかもしれません。

THE REAL FOLK BLUES/山根麻以

項目詳細
演奏時間4:52
音域mid1F#~hiA(キー:0)
推奨地声&裏声

「THE REAL FOLK BLUES」は、1998年に放送されていたアニメ『カウボーイビバップ』のエンディングテーマに採用された作品です。

同作品は、女声ボーカルながら男声の平均声域に近い音域を持つ作品のため、男女ともに歌いやすい作品と言えます。
加えて、最低音(mid1F#)・ミドル音域・最高音(hiA)と豊富なバリエーションのロングバーが登場するので、地声のみの練習から裏声の練習まで幅広く使える楽曲です。

また、「THE REAL FOLK BLUES」の原曲はソウルフルに歌われているので、思いっきり声を出したい時にも最適な曲と言えるかもしれません。

翼をください/赤い鳥

項目詳細
演奏時間3:05
音域mid2E~hiF(キー#3)
推奨地声&裏声

「翼をください」は、1976年以降に音楽の教科書にたびたび登場しているので、一度は聞いたことがある作品かも知れません。

同作品は、ゆったりとして曲調で、一つ一つのフレーズが長い特徴があります。そのため、地声や裏声のビブラートの他にロングトーンの練習にも最適な作品です。

また、「翼をください」は3分ほどの演奏時間のため、反復練習にも使える点が魅力と言えるでしょう。

YOU DON’T GIVE UP/華原朋美

項目詳細
演奏時間5:31
音域mid2C~hiD(キー#2)
推奨裏声

「YOU DON’T GIVE UP」は、1998年にリリースされた華原朋美さんの10thシングルです。

同作品は、低い音程から高い音程へと向かうロングバーが多くあるので、裏声のビブラート練習曲として最適だと言えます。
また、「YOU DON’T GIVE UP」はベースの音域が高いので、すべてのパートを裏声で歌って、裏声自体の練習に使っても良いかもしれません。

ビブラート練習曲の探し方とおすすめ作品7選!まとめ

今回は、ビブラートの練習曲を演奏時間や音域の観点から7作品紹介しました。
ビブラートの練習には、練習したい声質にあわせて反復練習することが大切です。

本記事を参考に、自分に合ったビブラート練習曲を見つけていただければ幸いです。

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