皆さんは、精密採点Aiで90点を取ったことがありますか?
カラオケ採点で90点を取ることが難しく感じる人もいるかもしれません。
また、カラオケ採点は歌の上手さを測れるのかと疑問に思う方もいると予想されます。
そこで今回は、精密採点Aiで90点以上を取る目安と90点の歌の上手さについて調査していきます。
精密採点Aiで90点を超える目安は?
精密採点Aiでは、以下に示す基本5値のチャート合計点とAi感性ボーナスで総合点数が決められます。
- 音程
- 安定性
- 表現力
- ビブラート&ロングトーン
- リズム
では、精密採点Aiで90点を超えるためには、チャート合計点とAi感性ボーナスをどのくらい獲得すれば良いのでしょうか?
本項では、ざワルームで採取した90点から91点までの歌唱データ約100曲からチャート合計とAi感性ボーナスの目安を紐解いていきます。
チャート合計点の目安は?
本項では、精密採点Aiで90点を超えるために必要なチャート合計点の目安を調査していきます。
【精密採点Ai】90点~91点の歌唱データ① | |||
総合点数 | チャート合計点 | ||
最高 | 90.994 | 最高 | 434 |
最低 | 90.016 | 最低 | 355 |
データ数 | 105 | 平均 | 413.7 |
上の表は、ざワルームで採取した90点から91点までの歌唱データの概要です。
この表ではチャート合計の平均点が413.7点のため、チャート合計が414点以上であれば90点を超える可能性が高いことがわかります。
【精密採点Ai】チャート合計(413/414/355)の歌唱データ | |||
チャート合計点 | 413 | 414 | 355 |
最高 (Ai感性ボーナス) | 93.707 (2.831) | 90.961 (1.537) | 90.034 (2.221) |
最低 (Ai感性ボーナス) | 87.406 (0.924) | 82.772 (0.000) | – |
90点以上の割合 | 81.8 | 38.5 | 100.0 |
データ数 | 22 | 13 | 1 |
しかしながら、上の表のように同じチャート合計点でも総合点数に5点から8点ほどのバラツキがあったり、チャート合計点が平均より60点ほど低くても90点を超えたりするケースがあります。
そのため、精密採点Aiではチャート合計点の他にも目安となる項目を考察する必要があると言えるでしょう。
Ai感性ボーナスと基本5値の目安は?
本項では、精密採点Aiで90点を超えるために、基本5値とAi感性ボーナスの目安を紐解いていきます。
下の表は、ざワルームで採取した90点から91点までの歌唱データを各パラメータごとにまとめたものです。
【精密採点Ai】90点~91点の歌唱データ② | ||||||
音程 | 安定性 | 表現力 | V&L | リズム | Ai感性ボーナス | |
最高 | 91 | 90 | 87 | 96 | 99 | 4.438 |
最低 | 77 | 20 | 37 | 72 | 83 | 0.000 |
標準偏差 | 2.4 | 11.2 | 7.8 | 5.4 | 3.3 | – |
平均 | 82.0 | 74.1 | 75.1 | 86.3 | 96.1 | 1.898 |
備考 | V&L:ビブラート&ロングトーンを示す。 標準偏差:平均からのバラツキ度合いを示す指標。 値が大きければバラツキが大きいことを示す。 |
上の表から、音程・V&L・リズムの標準偏差が小さく、安定性と表現力の標準偏差が非常に大きいことがわかります。
また、下の表は90点以上の歌唱データから、各パラメータの最低点のチャート合計点と総合点数を抜粋したものです。
【精密採点Ai】90点以上の歌唱データ | |||
チャート合計点 | 総合点数 | 項目最低点 | |
音程 | 434 | 90.058 | 77 |
安定性 | 339 | 91.138 | 0 |
表現力 | 398 | 90.261 | 37 |
V&L | 415 | 91.716 | 70 |
リズム | 413 | 90.292 | 83 |
Ai感性ボーナス | 442 | 95.236 | 0.000 |
上の表からは、安定性が0点や表現力が37点という非常に低い点数でも90点以上を記録できることがわかります。
また、各パラメータごとのチャート合計点を見ると、以下の傾向が見えてきます。
- 音程(434点)
- ビブラート&ロングトーン(415点)
- リズム(413点)
- 表現力(398点)
- 安定性(339点)
カラオケ採点では、チャート合計点は高いほど、歌唱難易度が高くなることが一般的です。
そのため、音程の点数が著しく下がると、90点以上を記録するために要求される難易度が高くなると言えるでしょう。
このように、パラメータごとのバラツキやチャート合計の傾向を見ると、以下の条件が精密採点Aiで90点以上を取りやすいと考えらえます。
- 音程:82点以上
- ビブラート&ロングトーン:87点以上
- リズム:96点以上
なお、上の表からはAi感性ボーナスが0点であっても、チャート合計点が高ければ95点以上を記録できることがわかります。
そのため、90点以上を目指す場合は、まず基本5値の点数アップを目指すと良いでしょう。
採点項目の詳細は下の記事に詳しく記載されていますので、あわせてどうぞ!
精密採点Aiの90点は歌が上手いのか?
前項では、精密採点Aiで90点を超えるための目安を紹介しました。
では、精密採点Aiで90点以上を獲得する人は、歌が上手いのでしょうか?
ざワルームでは、精密採点Aiで90点以上を獲得する人は歌が上手いと考えています。
そこで本項では、精密採点Aiの特徴を確認しながら、90点以上の歌が上手いと言える理由を解説していきます。
理由①:音程の影響度が高いこと
90点以上の歌が上手いと言える理由の1つ目に精密採点Aiの点数は、音程の影響度が高いことが挙げられます。
以下の図は、縦軸を音程、横軸を総合点数とした散布図です。
この図から、精密採点Aiの総合点数と音程の相関が強いことがわかります。
また、前項で90点以上の獲得には、音程82%以上・ビブラート&ロングトーン87%以上・リズム96%以上が目安となると紹介しました。
上記の目安をクリアするには、ある程度の原曲の聞き込みや歌の練習が必要です。
そのため、精密採点Aiでの90点以上を獲得できる人は、歌が上手いと言えるのではないでしょうか。
精密採点Aiの総合点数と音程やAi感性ボーナスとの相関関係について、以下の記事で詳しく記載しているのであわせてどうぞ!
理由②:表現力の評価基準
90点以上の歌が上手いと言える理由の2つ目に精密採点Aiにおいて表現力の評価方法が変更されたことが挙げられます。
精密採点Aiおよび前作である精密採点DX-Gの表現力の評価は、しゃくり・こぶし・フォール・抑揚の4つです。
しかし、以下の図のように精密採点DX-Gの表現力は、抑揚の影響を大きく受けていることがわかります。
そのため精密採点DX-Gでは、口とマイクの距離を変化させたり、極端な声の強弱を付けたりするカラオケ採点用の歌い方で、高得点を取ることも可能でした。
またカラオケ採点用の歌い方は、非常に聞き心地が悪く、不自然なことが多いため、カラオケ採点での高得点が歌の上手さに直結しないケースもあります。
しかしながら、精密採点Aiでは以下の図のように精密採点DX-Gに比べて抑揚の影響が抑えられていることがわかります。
以上より、精密採点Aiではカラオケ採点用の歌い方に頼らず、しゃくり・こぶし・フォールの表技法も含めた歌の技術が必要なことがわかります。
理由③:Ai感性の導入
90点以上の歌が上手いと言える理由の3つ目にAi感性の導入が挙げられます。
精密採点AiでのAi感性は、しゃくりやビブラートなどの表現技法を用いると、Ai感性がプラスの評価をします。
一方、Ai感性マイナスの評価は声の強弱が極端に付けられたときに働くため、カラオケ採点用の歌唱法をすると減点される可能性が高くなります。
このように、精密採点Aiはカラオケ用の歌唱法に頼らない純粋な歌の上手さを測っているため、90点以上の歌は上手いということができます。
【精密採点Ai】カラオケ採点の90点は歌が上手い?90点を超える目安を徹底調査! まとめ
今回は、精密採点Aiで90点以上をとる目安と90点以上の歌の上手さを解説しました。
精密採点Aiで90点以上を獲得するには、音程・ビブラート&ロングトーン・リズムの得点アップが近道だとわかりましたね。
本記事を参考に、精密採点Aiを楽しんで頂ければ幸いです。
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