皆さんは、LIVE DAM Aiの精密採点Aiで遊んだことがありますか?
精密採点Aiは、前作の精密採点DX-Gの採点方式にAi感性という指標を加え、人の感情を揺さぶる歌声を点数化されたことが特徴です。
そのため、精密採点DX-Gにおけるボーナス点(音程・表現力・ビブラート)ではなく、より歌唱テクニックに重き置いた分析がされています。
今回は、精密採点Aiの採点項目と詳細を確認していきます。
精密採点Aiの採点項目には何がある?
DAM公式サイトでは、精密採点Aiについて以下の様に紹介されています。
「精密採点」シリーズの最新作が登場。膨大な歌唱データを機械学習することで生まれた「Ai感性」が、人の感情を揺さぶる歌声を検出して得点化。歌のテクニックだけでなく表現力まで理解できるようになりました。
DAM公式サイト
精密採点Aiでは、以下の項目に基づく点数(素点)とAi感性ボーナスの和によって、歌唱力を評価しています。
- 音程
- リズム
- ビブラート&ロングトーン
- 安定性
- 表現力
上記の項目は、精密採点DX-Gと同じく最高100点で評価され、合計点(最高500点)が高ければ素点も高くなる傾向があります。
本項では、精密採点Aiにおける採点項目を1つずつ解説します。
音程
精密採点Aiの音程は、歌唱画面に登場する音程バー(上図)と歌唱時の音程における正答率から評価されます。
また、歌唱時の音程正答率は歌唱ページの後半に流れる色によって、おおよそ把握が可能です。
- 虹色:90%以上
- 黄色:80%以上
- 赤色:70%以上
- 青色:60%以上
- 表示なし:60%未満
上記ように、音程の高得点を目指すには黄色か虹色を目指すと良いとわかります。
そのため、音程の向上には自分の声域を知り、原曲のメロディーやリズム覚えることが重要だと言えるでしょう。
音程の向上には、相対音感の習得が近道です。
以下の記事では、相対音感の鍛え方について解説しているので、あわせてどうぞ。
音階の表記方法
声域を確認するためには、音階の表記方法を知る必要があります。
表記 | 言語 | 用途 | 備考 |
ドレミファソラシド | イタリア語 | 一般的な楽譜 | – |
ABCDEFG | 英語 | ギターコードなど | ABCDEFG =ラシドレミファソ |
インターネット表記 | 主に日本 | カラオケなど | – |
一般的に、「ドレミファソラシド」が楽譜などに広く用いられています。また、ギターコードなどに使われる「ABCDEFG」は「ㇻ」=「A」として記載される点が特徴です。
一方、作品の音域を調べる際には「mid1C」など表が多く見られます。上記は、主に日本において使われるケースの多い表記で、以下のように1オクターブごとに区別されている点が特徴です。
平均的な声域
男声と女声における平均声域は、以下の範囲だと言われています。
- 女声(地声):mid1G~hiC
- 男声(地声):mid1C~mid2G
そのため、上記の範囲を念頭に置いて選曲すると、自分の歌いやすい音域の曲を探すのに役立ちます。
なお、精密採点Aiの音程は、指定したキーの1オクターブ上や下で歌唱したとしても、減点になることはありません。
リズム
リズムは、上図のように音程バー画面の縦軸(リズムバー)の動きと発声タイミングの正確さを評価しています。
そのため、点数を狙う際は音程バーとリズムバーの両方を確認しながらの歌唱が必要です。
また、結果画面では下図のような表記がされており、真ん中に近いほどリズムが正確なことを示します。
なお、リズムの得点はタメよりも走りの方の減点幅が大きい傾向があるとされています。
ビブラート&ロングトーン
精密採点Aiでは、ビブラートとロングトーンを合わせて評価しています。そのため、この項目で高得点を狙うには、両方の高評価を得る必要があります。
特に、ビブラートはAi感性の評価には使用されるものの、表現力の項目に含まれていない点が特徴です。
ビブラート
精密採点Aiでは、以下で示すボックス型のビブラートが高得点につながるとされています。
上記は、アルファベットがビブラートの周期を表しており、数字がビブラートの幅を示しています。
中でも、B-2/B-3/C-2/C-3はビブラートの周期および幅がちょうど良く、ビブラート未検出による安定性の減点が少ないと考えられます。
そのため、B-2/B-3/C-2/C-3のいずれかが検出されるように練習すると点数アップが期待できると言えるでしょう。
ロングトーン
金管楽器や歌唱のトレーニング方法の一。一定の高さの音や声を、できるだけ長くのばして発すること。
デジタル大辞泉
上記から、ロングトーンは長い音程バーで息が途切れずに一定の音程を保つことが条件になると解釈できます。
また、ロングトーン中にビブラートが入ると、ロングトーンとして判定されないので注意が必要です。
そのため、1曲で3回程のロングトーンが入るように歌うと、ロングトーンの取りこぼしを防ぐことができます。
安定性
DAM公式サイトでは、安定性に対する定義を以下の様に解説しています。
「安定性」とは、音程が不安定に震えてしまっていないか、まっすぐに安定して発声できているかを評価します。
引用元:DAM公式サイト
上記から安定性の評価を推察すると、「正しい音程を正しい発声で行えているかを評価する」と言えるでしょう。
正しい音程とは?
安定性の項目における正しい音程とは、音程バー1つ1つの正確性を評価していると考えられます。
一方、音程の項目は楽曲全体の正確性を評価する項目です。
そのため、長いバーの音程を疎かにすると、安定性の評価が低くなる可能性を否定できません。
上記より、安定性の向上にはフレーズごとの音程正答率の向上がカギであると言えるでしょう。
正しい発声とは?
正しい発声とは、声が震えたり、掠れたり、途切れたりしないことです。
例えば、以下のように自分の声域超えて歌唱した場合、安定性が下がりやすいと推察されます。
- 無理に声を出そうとする
- 喉や体に力が入る
- 歌声が掠れたり、途切れたりする
- 音が不安定になり音程正答率も下がる
上記から、リラックスした状態での歌唱が安定性の向上につながると言えるでしょう。
また、精密採点Aiではビブラートを試みたものの、検出されなかった場合でも安定性の点数が下がる傾向があります。
上記は、ビブラートが検出されず、声が震えていると認識されたからだと考えられます。
そのため、振幅が深く、周期の長いビブラート(B-2/B-3/C-2/C-3)を用いてビブラート未検出の可能性を減らす方法も有効です。
表現力
表現力は、以下の4項目で評価されています。
- 抑揚:声量に強弱をつけて歌う技術
- しゃくり:低い音程から滑らかに本来の音程に上げる技術
- こぶし:正しい音程の上で、音を細かく動かす(上下させる)技術
- フォール:本来の音程から滑らかに低い音程に下げる技術
上記の4項目は、音程バー上にアイコンとして表示され、採点画面にもそれぞれの発生回数が記録されます。
そのため、抑揚の他、しゃくり・こぶし・フォールの回数にも注意を払って歌うと点数アップにつながると言えます。
以下の記事では、しゃくり・こぶし・フォールの出し方を考察しているので、あわせてどうぞ。
Ai感性ボーナスってなに?
精密採点Aiの総合点数は、前項で紹介した5つの項目で評価される点数(素点)にAi感性ボーナスを加えた結果が表示されます。
また、Ai感性ボーナスは5点以上の加点につながるケースもあるため、Ai感性ボーナスの獲得は精密採点Aiを攻略するカギとも言えるでしょう。
本項では、Ai感性の概要を紐解いていきます。
「Ai感性+」について
「Ai感性+」は、音程バーからAi感性メーターへとピンク色の光線が飛ぶ演出で確認できます。
ピンク色の光線は、以下の歌唱テクニックで検出されます。
- ビブラート
- しゃくり
- こぶし
- フォール
上記は、表現力の項目で紹介した歌唱テクニックにビブラートを加えたものです。そのため、精密採点Aiは精密採点DX-Gに比べて、より歌唱テクニックが重要となると言えるでしょう。
また、精密採点Aiの隠し要素として、下記のような項目が存在していると言われています。
- アクセント:歌詞を発声するタイミングで単語を強調させる技術
- ハンマリング:音程の低い方から高い方へと段差を付けて歌う技術
- プリング・オフ:音程の高い方から低い方へと段差を付けて歌う技術
- ヒーカップ:フレーズの語尾の音程を跳ね上がらすように収束させる技術
上記の隠し項目は、しゃくりなどとは違い固定のアイコンが表示されないので、ピンク色光線の検出場所から判断する必要があります。
「Ai感性-」について
「Ai感性-」は、青色の線が音程バーからAi感性メーターへ飛ぶ演出で確認できます。
青色の線は、急激な音量の変化を感知した時に飛ぶとされています。そのため、精密採点DX-Gで多く用いられたマイクを使った抑揚操作が減点の対象なるとわかるのではないでしょうか。
なお、「Ai感性-」が「Ai感性+」を上回るとAi感性ボーナスが0点になるので注意が必要です。
【精密採点Ai】採点の知識を付けて得点アップを目指そう!まとめ
今回は、精密採点Aiの採点項目について解説しました。
精密採点Aiでは、音楽の基本要素と歌唱テクニックに加えてAi感性に基づいて採点されます。
そのため、本記事を参考に精密採点Aiの点数アップにつなげていただければ幸いです。
点数の出やすい曲を探しているあなたへ
カラオケでの選曲方法を知ると、自ずと点数アップにつながります。
以下では、点数の出やすい曲と見つけ方を紹介しているので、あわせてどうぞ。
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