精密採点シリーズにおいて、リズムの採点項目は最も点数の取りやすい項目です。しかしながら、リズムそのものにズレが生じると、音程などの他の項目に悪影響を与える可能性を捨てきれません。
そこで、今回は精密採点Aiにおけるリズムを知るために、リズムの意味や他のパラメーターとの関係性から点数アップの秘訣を考察します。
リズムとは？
リズムは、音楽に時間的流れを与える基本的な要素です。また、歌唱時にリズムを体現すると、作品の持つ雰囲気を深く表現することも可能です。
本項では、精密採点Aiにおけるリズムを知るために、リズムの音楽的な意味やテンポとの違いを紐解いていきます。
リズムの意味
リズムの辞書的な意味は、強弱・明暗・遅速などの周期的な反復とされています。一方、音楽的には音の長さや強さ、音符の間隔の集合体として表現されます。そのため、歌唱時においても重要な役割を果たす要素です。
精密採点Aiでは、リズムが評価項目の1つとされており、DAMの公式サイトでは以下の様に紹介されています。
「リズム」とは、曲に合わせて正しく一定のテンポを保つことです。
DAM公式サイト
一般に、リズムは頭で考えるものではなく、身体に覚えさせるものと言われています。
そのため、作品固有のテンポを会得するには、作品を何度も聴いたり、歌ったりして身体にリズムを染み込ませることが近道だと言えるでしょう。
リズムとテンポの違い
リズムとテンポは音楽において密接に関わりがありますが、意味合いの違いは明確です。
テンポは、楽曲の速さや流れを表現するため使われ、音楽の質的な意味合いを持ちます。一方、リズムは音の長短や強弱、休符の配置などで音楽に起伏を表現します。
そのため、カラオケで歌う際には、曲の速さや流れ（テンポ）に沿って、作品の持つ固有の緩急（リズム）を表現すると、魅力にあふれる歌唱につながると言えるでしょう。
また、リズムやテンポと関わりのある言葉にBPMがあります。以下の記事では、BPMの概要やテンポとの違いを解説しているので、あわせてどうぞ。
精密採点Aiにおけるリズムとは？
前項では、リズムの音楽的な意味からテンポとの違いについて解説しました。精密採点シリーズにおけるリズムは、他の項目と違い高得点になりやすいので、確実に得点したい項目です。
本項では、精密採点Aiにおけるリズムと他のパラメータとの関係を明確にし、点数アップの秘訣を考察します。
リズムと他のパラメーターとの関係性
以下の表は、当サイトで採取した歌唱データより、リズムと他のパラメーターにおける相関関係を検証した結果です。
| 相関係数 | 判定 | |
|---|---|---|
| 音程 | 0.02 | 相関がほとんど無い |
| 安定性 | -0.04 | 相関がほとんど無い |
| 表現力 | -0.02 | 相関がほとんど無い |
| V＆L | 0.03 | 相関がほとんど無い |
上記より、精密採点Aiにおけるリズムは他のパラメーターとの相関がほとんど無く、独立した採点項目だとわかります。
この結果は、リズムが音楽を表す基本的な要素の1つだからと考えられます。しかしながら、リズムにズレが生じると、後天的に音程などの他のパラメーターへの影響を受ける点は否めないため、軽視してはいけない項目と言えるでしょう。
リズムの得点アップの秘訣
精密採点Aiにおけるリズムは、以下の図のように音程線に沿って垂直に走るリズムバーと歌唱タイミングの一致により評価されます。
そのため、基本的にリズムバーの通るタイミングで、発声すれば点数が向上します。しかしながら、歌唱画面を目視してから歌唱すると、発声のタイミングがやや遅れる可能性を否定できません。
そのため、歌詞や音程を覚えて、伴奏をベースに歌唱することがリズム向上の秘訣です。
なお、リズムの点数は”タメ”よりも”走り”の方が減点される傾向がある点を覚えておくと、減点を最小限に抑えられると期待できます。
【精密採点Ai】リズムの意味を知って点数アップにつなげよう！まとめ
今回は、精密採点Aiにおけるリズムを知るために、リズムの意味や他のパラメーターとの関係から解説しました。
リズムは、考えながら歌うよりも、身体に覚えさせて歌う方が遥かに点数アップにつながります。
本記事を参考に、リズムの点数アップにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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